自分でハーレーのパーツ取り付け

ハーレーの魅力はカスタム性の高さにあります。マフラーやシートタンクなどの形状からエンジンの排気量まで、自分好みのバイクを自由に作ることができます。いわゆるアメリカンスタイルと呼ばれるタイプのオートバイは日本でも人気です。

ハーレーを模倣した車両は日本の主要メーカーからも販売されています。国内メーカーが生産するオートバイとハーレーダビッドソン製のオートバイには大きな違いが存在します。国内のユーザーが自ら日常の整備やカスタムを行うためには、ハーレーと日本製大型バイクの違いを理解することが重要です。

ハーレーと日本製バイクの大きな違いは工具などに使用される単位にあります。

日本ではミリ単位の工具が一般的に使用されていますが、ハーレーにはインチ単位が採用されています。そのためスパナやメガネレンチなどを使用する際には注意が必要です。

日常の整備を行う場合だけでなくカスタムパーツ取り付けにも、ハーレーに適合したものを使用することが求められます。

一般的にホームセンターなどで販売されているスパナやメガネレンチはミリ単位です。整備などに必要な道具をそろえる際には専門店でインチ単位のものを探す必要があります。専門店ではアメリカから輸入したインチ単位のスパナやメガネレンチなどが販売されています。

1インチは2.54mmとなりますが、ミリ単位の道具とは互換性がありません。整備やカスタムを行うためには8分の5インチなどのサイズの道具が必要です。

一方同社のオートバイでもバッテリーにはミリ単位のボルトが使用されています。

また一部の車両には例外的にミリ単位のボルトが使用されており、日本製のオートバイと同様の道具を使用できます。

ハーレーには最初からメガネレンチや六角レンチ、スパナなどが搭載されていますが、さらにソケットレンチがあると便利です。強いトルクがかかっているボルトはメガネレンチやスパナでは回しづらい場合がありますが、ソケットレンチがあれば容易に回すことができます。またメガネレンチなどで作業がしづらい場所にあるボルトを緩める場合にも、ソケットレンチがあれば作業性が高まります。

精度の低い道具を使用するとネジをナメるなどのトラブルにより多くの時間と労力が必要になる場合が存在します。

日々の整備やカスタムにはできるだけ精度の高い工具をそろえることが重要です。